57
matsuya2016
メーカー:富岡光学
モデル名:AUTO REVUENON 55mmF1.2 (M42)
商品価格:松屋銀座「第38回 世界の中古カメラ市」にてご案内
コメント:富岡光学は日本光学の設計主任であった富岡正重が設立した名門。
その後、富岡光学は1968年にヤシカに吸収合併されていますが、
生産されていたモデルの殆どは他社への供給用OEMが主体でした。
これは1970年に発売された富岡光学によりOEM生産されたモデルで、
ヤシノン、チノン、コシノンなどのOEMがありましたが、
REVUENON銘のものは輸出向けでヨーロッパで広く普及していました。
M42マウント用レンズ規格でF1.2の大口径を実現するには、
後玉側の絞り連動ピンがどうしても邪魔になりますが、
大胆に後玉ガラスの一部を削り落とすことによって、規格をクリアしています。
光学系は6群7枚。当時高価だったトリウムを含む高屈折ガラスを採用しており、
レンズが経年変化でやや黄ばんで見えるのがその証です。
最近になって復刻品が出ているようですが、オリジナルは鉛や砒素など、
エコでない物質を多く含んでおり、またそれがいいのであります。